20世紀西洋人名事典 「パーヴェルバジョーフ」の解説
パーヴェル バジョーフ
Pavel Petrovich Bazhov
1879.1.27 - 1950.12.3
ソ連の小説家。
エカチェリンブルグ(後のスベルドロフスク)生まれ。
教師、新聞記者を経て、作家活動に入った。作品はウラル地方の民間伝承を収集したのに基づいて書かれており、「おとぎ話の語り手」として名声を高めた。著書にルポルタージュ「ウラルの昔話」(1924年)、「孔雀石の小箱」(’39年)などの説話物語集、自伝小説「緑の小馬」(’39年)などがある。中でも「孔雀石の小箱」の一遍「石の花」はその後映画、バレエなどに脚色された。又、古参の共産党員としても知られ、1918年に入党後、ソ連邦最高会議代議員も務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報