出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…ヒメクグは日本全国と中国に分布するが,その基本変種であるタイワンヒメクグK.brevifoliaはほとんど全世界の暖帯から熱帯に分布する雑草であり,牧草になるし,根茎は感冒,痛み止めなどに漢方で利用される。 クグとはカヤツリグサ類の古い名称であるが,ヒメクグに近縁のカヤツリグサ類としては本州の南部から熱帯に分布する,それぞれ別属のイヌクグMariscus sumatrensis (Retz.) T.Koyama(=Cyperus cyperoides (L.) O.Kuntz.),ムツオレガヤツリTorulinium odoratum (L.) S.Hooper(=Cyperus ferax Rich.)や,ヒンジガヤツリLipocarpha microcephala Vahlがある。これらは直立した茎の頂に散形花序をつけ,むしろカヤツリグサ属Cyperusに近い外形をとる。…
※「ヒンジガヤツリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...