ビシェグラード(その他表記)Visegrád

デジタル大辞泉 「ビシェグラード」の意味・読み・例文・類語

ビシェグラード【Visegrád】[ハンガリーの町]

ハンガリー北部の町。首都ブダペストの北約40キロメートル、ドナウ川の屈曲部(ドナウベンド)に位置する。14世紀にハンガリー王カーロイ1世が王宮を置き、15世紀にブダに遷都された後もマーチャーシュ1世により増改築が進められた。同ビシェグラード宮殿は16世紀以降、オスマン帝国侵攻などにより破壊され、現在、宮殿の遺跡やシブリクの丘要塞、航路監視のためのシャラモン塔などが残っている。
[補説]1991年、チェコスロバキア(現チェコとスロバキア)、ハンガリー、ポーランドによる首脳会議が開かれ、ビシェグラードグループとよばれる地域協力機構が設立された。

ビシェグラード【Višegrad】[ボスニア‐ヘルツェゴビナの町]

ボスニア‐ヘルツェゴビナ東部、スルプスカ共和国の町。セルビアとの国境に近い。ドリナ川に架かるメフメットパシャソコロビッチ橋は、ボスニア出身のノーベル賞作家イボ=アンドリッチ歴史小説「ドリナの橋」の舞台となった。2007年に世界遺産文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 アンドリッチ

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む