ビストリツァ(その他表記)Bistriţa

デジタル大辞泉 「ビストリツァ」の意味・読み・例文・類語

ビストリツァ(Bistriţa)

ルーマニア北部都市。ビストリツァ川沿いに位置する。13世紀初頭、トランシルバニア地方のドイツ人が入植し、中世を通じて交易拠点として栄えた。第一次大戦後にルーマニア王国に帰属。旧市街には、中世に築かれた要塞の塔や城壁ロマネスク様式とゴシック様式が混在する福音教会が残っている。ルーマニア国歌の作詞者として知られる詩人アンドレイ=ムレシャヌの生地としても知られる。

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改訂新版 世界大百科事典 「ビストリツァ」の意味・わかりやすい解説

ビストリツァ
Bistriţa

ルーマニアの中央部に広がるトランシルバニア台地の北部にある都市。ビストリツァ・ナサウド県の県都。人口8万1000(2002)。ハンガリー語ではベステルツェBeszterce。青銅器鉄器などの遺物が発見されるが,記録に現れるのは1264年からで,当時はモルドバモルダビア)地方との交易都市であった。1596年,中等教育機関が設けられ,この地方の教育の中心地になった。木材加工,繊維,食品などの工業のほか,林業がある。
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