20世紀西洋人名事典 「ビルヘルムカイテル」の解説
ビルヘルム カイテル
Wilhelm Keitel
1882.9.22 - 1946.10.16
ドイツの軍人。
元・陸軍元帥。
ヘルムシュローデ生まれ。
1901年士官候補生として入隊し、第一次世界大戦には大尉として従軍する。’35年国防省軍務局長を経て、’38年新設の国防軍最高指令部長官に任じられた。個性の欠如、知性の不足がこの選任につながったとされる。以後、ヒトラーの側近として戦争指導を補佐し、’45年ドイツの降伏の際は国防軍を代表して署名。ニュルンベルクの国際法廷において自身の行為は命令に従ったものであると自己弁護したが、有罪となり、’46年10月絞首刑に処せられた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報