ビルマ語を表記するのに用いられる文字。インドのブラーフミー文字の系統のテルグ・カンナダ文字に由来するとされるモン文字を借用して,11世紀後半ないし12世紀初頭に成立した。左から右へ横書きし,字形は初め方形であったが,のちに円く変化した。33個の字母(頭子音字)を核に,介子音符号,母音符号,尾子音字,声調符号を付して音節を表記する。
執筆者:藪 司郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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