2003年に登録されたインドの世界遺産(文化遺産)で、デカン高原北部のビンディア山脈の山麓、マディア・プラデーシュ州にあるロック・シェルター(岩窟)群。総面積は18.93km2。5つの岩塊に400ものロック・シェルターがあり、内部には壁画が数多く残されている。これは中石器時代から有史時代にかけての岩窟住居群と考えられており、狩猟や採取の様子などの素朴な生活が描かれているが、現在ここにある村の伝統文化は、壁画にあるものと非常によく似ている。このような、中石器時代の人類の生活を描いた壁画の価値が評価され、世界遺産に登録された。◇英名はRock Shelters of Bhimbetka