ビートル

デジタル大辞泉 「ビートル」の意味・読み・例文・類語

ビートル(beetle)

甲虫こうちゅう。多く、カブトムシのことをいう。
(Beetle)フォルクスワーゲン社製の小型車の愛称。商標名。

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共同通信ニュース用語解説 「ビートル」の解説

ビートル

ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が生産、販売する小型車。ビートルは「カブトムシ」の意味。丸みのある車体が特徴で、現行モデルは「ザ・ビートル」の車名で販売している。1930年代にナチス・ドイツが掲げた「国民車」構想に基づき、故フェルディナント・ポルシェ氏が原型設計した。初代型は2003年まで半世紀余りにわたって製造。初代の累計生産台数の約2153万台は自動車の単一モデルとして世界最多という。後継車種として「ニュービートル」が開発され、その後ザ・ビートルが登場した。(共同)

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知恵蔵mini 「ビートル」の解説

ビートル

ドイツの自動車メーカー・フォルクスワーゲンが製造していた小型車シリーズの愛称。丸みを帯びた車体デザインから、英語でカブトムシを意味する同愛称で親しまれた。1938年、ナチス・ドイツが提唱した国民車構想に基づき、初代「KdF(カーデーエフ)ワーゲン」が誕生。45年に「フォルクスワーゲン・タイプ1」に改称されて以降、日本を含む世界各国に輸出され、2003年まで製造が続けられた。1998年から2010年まで製造された2代目「フォルクスワーゲン・ニュービートル」を経て、11年に3代目「フォルクスワーゲン・ザ・ビートル」が発表されたが、19年に製造終了となった。同社は電気自動車(EV)の生産に軸足を移すとしており、後継となる新型の計画は予定されていない。

(2019-7-17)

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デジタル大辞泉プラス 「ビートル」の解説

ビートル

ドイツのフォルクスワーゲンが1938年から2003年まで製造、販売していた乗用車。2ドアセダン。リアエンジンの後輪駆動方式を採用。自動車技術者フェルディナント・ポルシェがヒトラー政権の下で設計を担当。また、ビートルという英語圏などにおける通称は、車の外観がカブトムシに似ていることに由来する。累計生産台数世界一を誇る。

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知恵蔵 「ビートル」の解説

ビートル

「フォルクスワーゲン・ビートル」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のビートルの言及

【フォルクスワーゲン[会社]】より

…本社ウォルフスブルク。 1930年代のナチス政権の国民車政策に基づき,37年にドイツ国民車準備会社Gesellschaft zur Vorbereitung des deutschen Volkswagen mbHとして設立,38年にポルシェFerdinand Porsche(1857‐1951)がデザインした乗用車KdFワーゲン(〈ビートルbeetle〉の原形)の量産開始とともに社名をVolkswagenwerk GmbHに改称した。第2次大戦中は軍用車,軍需機材の生産を行う。…

※「ビートル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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