ピエール・ド・ブロア(その他表記)Pierre de Blois

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピエール・ド・ブロア」の意味・わかりやすい解説

ピエール・ド・ブロア
Pierre de Blois

[生]1135頃.ブロア
[没]1212頃
フランスの文筆家,詩人ブルターニュ貴族家系に生れ,ボローニャで法律,パリで神学を修め,聖職につき,イギリス,フランス,イタリアなどの王侯,聖職者に仕えた。 1174年頃イギリスに行き,多才多作,古典聖書学識の深さなどでヘンリー2世時代 (1154~89) の末期に名をなした。ラテン語の書簡集で名高い。ローマ教皇アレクサンデル3世の名でセルジューク・トルコスルタンに送った書簡 (79頃) は特に重要である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android