ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピエール・ド・ブロア」の意味・わかりやすい解説
ピエール・ド・ブロア
Pierre de Blois
[没]1212頃
フランスの文筆家,詩人。ブルターニュの貴族の家系に生れ,ボローニャで法律,パリで神学を修め,聖職につき,イギリス,フランス,イタリアなどの王侯,聖職者に仕えた。 1174年頃イギリスに行き,多才多作,古典や聖書の学識の深さなどでヘンリー2世時代 (1154~89) の末期に名をなした。ラテン語の書簡集で名高い。ローマ教皇アレクサンデル3世の名でセルジューク・トルコのスルタンに送った書簡 (79頃) は特に重要である。
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