“火”,“熱”を意味するギリシア語由来の接頭語.ある化合物の加熱により脱水あるいは脱炭酸して生成する化合物の名称に,接頭語として使われているが,いずれも通俗名である.たとえば,ピロ酒石酸,ピロガロール,ピログルタミン酸など.無機化合物では,オキソ酸を命名するのに,ピロリン酸やピロ硫酸のように,オルト酸2分子から水1分子がとれて生成する酸の名称として用いられてきた.現在の系統的命名法では,二リン酸,二硫酸などが用いられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...