百科事典マイペディア 「ピントゥリッキョ」の意味・わかりやすい解説
ピントゥリッキョ
→関連項目ウンブリア派
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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イタリア,クアトロチェント(15世紀盛期ルネサンス)の画家。ピントリッキョPintoricchioともつづる。本名ベルナルディーノ・ディ・ベット・ビアージョBernardino di Betto Biagio。おそらくペルージアに生まれる。1481年から数年間ローマで,生涯にわたって影響を受けたペルジーノの助手としてシスティナ礼拝堂の壁画制作に携わる。その後もバチカン宮殿内のアパルタメント・ボルジア(1492-95ころ)や,シエナ大聖堂にあるピッコロミーニ図書館(1503-08)等の一連の壁画を手がけた。画面には平明な描写性と豊かな装飾性が見られる。またバロック期に流行した〈グロテスク文様grottesca〉の創始者の一人とされる。
執筆者:田辺 清
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…ペルジーノに至って確かな造形形態に温雅で感傷的な表現を漂わせたウンブリア派の様式が確立される。続くピントゥリッキョは華やかな色彩による物語描写を,シニョレリは人体の動態表現を発展させた。ラファエロはこのウンブリア派のもとで初期の芸術形成を行った。…
※「ピントゥリッキョ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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