バチカン宮殿(読み)バチカンきゅうでん(英語表記)Vatican Palace

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バチカン宮殿」の意味・わかりやすい解説

バチカン宮殿
バチカンきゅうでん
Vatican Palace

ローマバチカン市国にある教皇宮殿。教皇グレゴリウス9世がアビニョンからローマに帰った 1377年以来,教皇の常住の宮殿となった。 1450年教皇ニコラウス5世によって聖堂修築が始められ,以後歴代の教皇による拡張が進められた。特に教皇シクスツス4世の頃からの増築および改築にはブラマンテ,ミケランジェロ,ラファエロ,ベルニーニなど,数多くの著名な建築家,美術家が参加した。中庭を含め,面積4万 4000m2。付属礼拝堂大小の部屋数は 1400。教皇の住居一部分で,大部分は美術館,図書館などに使用されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android