現代外国人名録2016 「ピーターグリーナウェイ」の解説
ピーター グリーナウェイ
Peter Greenaway
- 職業・肩書
- 映画監督,画家,美術史家
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1942年4月5日
- 出生地
- ウェールズ・ニューポート
- 学歴
- ウォルサムストン美術学校卒
- 受賞
- BFI最優秀作品賞〔1980年〕「The Falls」,カンヌ国際映画祭芸術貢献賞(第41回)〔1988年〕「建築家の腹」,BAFTA賞生涯功労賞〔2014年〕
- 経歴
- 1965年より中央情報局で無数の記録映画編集を手がける。絵画、小説、絵本などの分野でも活動しつつ実験映画で名を高め、’80年長編第1作「The Falls」でBFI最優秀作品賞を獲得。ついで’82年初めての劇映画「The Draughtsman’s Contract(邦題・英国式庭園殺人事件)」を撮り、その特異な作風により欧州でカルト・ムービーとして熱狂的に支持された。以後カンヌ映画祭芸術貢献賞を受賞した「建築家の腹」(’87年)など次々と作品を発表。他に「ZOO」(’86年)、「数に溺れて」(’88年)、「コックと泥棒、その妻と愛人」(’89年)、「プロスペローの本」(’91年)、「ベイビー・オブ・マコン」(’93年)、「ピーター・グリーナウェイの枕草子」(’95年)、「8 1/2の女たち」(’99年)、「The Tulse Luper Suitcases Part1〜3」(2003〜2004年)、「レンブラントの夜警」(2007年)など。1991年東京国際映画祭「ハイビジョン・シンポジウム」に「プロスペローの本」を出品。’84年にはロンドン・ローズ・ギャラリーで個展を開いた。’99年オランダの作曲家ルイ・アンドリーセンとともに制作したオペラ「フェルメールの手紙」がアムステルダムで初演され話題となる。2014年BAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)主催の英国アカデミー賞で生涯功労賞を受賞。美術史家としても知られ、オランダの画家フェルメール研究の第一人者。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報