ファン・リンブルフ・スティルム(その他表記)van Limburg Stirum, J. P.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ファン・リンブルフ・スティルム
van Limburg Stirum, J. P.

[生]1873
[没]1948
オランダ領東インド総督 (在任 1916~21) 。外交官出身で,当時の植民地通にみられない自由主義的思想持主であった。フォルクスラート (国民参事会,総督の諮問機関) 開設にあたっても民意が十分に反映されるよう配慮し,また 1918年 11月,第1次世界大戦終結に伴うオランダ本国の政変に際しては,将来における植民地行政の大幅な改革を暗示する「11月宣言」を発し,オランダの開明的政策高揚を示した。しかし彼の退任後,植民地政策の基調変り,反動的政策の再来となった。

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