フォンテナス(その他表記)Fontainas, André

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォンテナス」の意味・わかりやすい解説

フォンテナス
Fontainas, André

[生]1865
[没]1948
ベルギー詩人フランス語で執筆。代表作詩集花々の血』 La Sang des fleurs (1889) ,『たそがれ』 Crépuscules (1897) ,『明るい島の庭』 Le Jardin des îles claires (1901) 。晩年の作品に,『詩人の告白』 Confession d'un poète (1936) がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォンテナス」の意味・わかりやすい解説

フォンテナス
ふぉんてなす
André Fontainas
(1865―1948)

フランスの詩人。ベルギーのブリュッセルに生まれ、のちフランスに帰化した。1888年からパリ定住翌年『花々の血』で淡いペシミズムに彩られた楽園と恋を歌った。詩集に『黄昏(たそがれ)』(1897)、『明るい島々の庭』(1901)など。論著に『エドガー・ポー伝』(1919)、『象徴主義回想記』(1929)など。マラルメ主宰の「火曜会」参加者の1人。

[遠山博雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android