フォートペックダム(その他表記)Fort Peck Dam

デジタル大辞泉 「フォートペックダム」の意味・読み・例文・類語

フォートペック‐ダム(Fort Peck Dam)

米国モンタナ州北東部にあるダム。ミズーリ川上流に位置する。高さ76メートル。1933年にニューディール一環として建設が始まり、1940年に完成。その当時は世界最大の体積を誇った。写真家M=バーク=ホワイトによる同ダムの写真が、グラフ誌ライフ」の創刊号表紙を飾ったことで知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォートペックダム」の意味・わかりやすい解説

フォート・ペック・ダム
ふぉーとぺっくだむ
Fort Peck Dam

アメリカ合衆国、モンタナ州、ミシシッピ川支川ミズーリ川上流にあるアースフィルダム。高さ76メートル、長さ6.4キロメートル、体積9600万立方メートル。貯水容量24億立方メートル。1940年完成当時は世界最大の体積を誇ったが、現在ではパキスタンのターベラ・ダムに次ぎ第二位である。モンタナ州とノース・ダコタ州へ灌漑(かんがい)用水電力を供給するほか洪水調節航行維持を図る。

[石﨑正和

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android