アンジッヒ(その他表記)〈ドイツ〉an sich

デジタル大辞泉 「アンジッヒ」の意味・読み・例文・類語

アン‐ジッヒ(〈ドイツ〉an sich)

自体哲学で、人間認識から独立した事物それ自体の存在
即自。ヘーゲル弁証法で、事物の弁証法的発展の第一段階を示す用語。発展の要素をすべて潜在的に含みながら、なお未発展の状態にとどまっている段階。→フュールジッヒアン‐ウント‐フュールジッヒ

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「アンジッヒ」の意味・読み・例文・類語

アン‐ジッヒ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] an sich ) 哲学で、他から独立したそれみずからの存在。自体。物自体ヘーゲル弁証法では、概念自己の発展能力を潜在的に秘めている無意識的な第一段階。即自。→フュール‐ジッヒアン‐ウント‐フュール‐ジッヒ

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