フューン島(英語表記)Fyn

改訂新版 世界大百科事典 「フューン島」の意味・わかりやすい解説

フューン[島]
Fyn

デンマーク南部ユトランド半島の東に接する島。面積2984km2,人口47万6580(2005)。シェラン島,北ユトランド島に次ぐ大きさの島で,モレーン氷堆石)丘陵地形を呈し,標高131mが最高点。中心都市はオーゼンセで,東岸は大ベルト海峡,西岸小ベルト海峡に臨む。島内の80%が農耕地で,デンマークで最も肥沃土壌である。南部には数多くの貴族の館とその大農場が点在し,イーエスコウEgeskovをはじめとして童話に出てくるような旧来田園風景が広がっている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フューン島」の意味・わかりやすい解説

フューン島
フューンとう
Fyn

デンマーク第2の大島ユラン半島とシェラン島の間にある。粘土質ローム層から成る肥沃な土地がなだらかに広がる。デンマークの庭園とも呼ばれる。各種穀物,テンサイ栽培酪農家畜飼育などを組合せた混合農業,各種製造工業などが盛ん。行政上はフューンス県に属し,その主要部をなす。主要都市は県都オーデンセのほか,アセンス,スベンボル,ニューボル,フォーボルなど。面積 2984km2。人口 42万 8181 (1991推計) 。

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