日本大百科全書(ニッポニカ) 「フレーザー島」の意味・わかりやすい解説 フレーザー島ふれーざーとうFraser Island オーストラリア東部、クイーンズランド州南東岸の島。別名グレート・サンディー島Great Sandy Island。南北に長く、長さ約130キロメートル、面積1619平方キロメートル。砂丘の多い低平な島で、同州の森林保護地区に指定、また1992年に世界遺産の自然遺産として登録されている(世界自然遺産)。ミネラル・サンド資源(ルチル、ジルコンなど)があるが、開発と自然保護の関係をめぐり問題となっている。1770年J・クックが来航。島名は、1836年に海難のためこの島に上陸し先住民に殺された船長名に由来する。[谷内 達] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フレーザー島」の意味・わかりやすい解説 フレーザー島フレーザーとうFraser Island オーストラリア,クイーンズランド州南東部,メアリーバラの対岸の島。グレートサンディー Great Sandy島ともいう。面積 1619km2。森林保護地区で,ミネラルサンド(ルチル,ジルコンなど)の開発をめぐって自然保護上の論争の的となっている。1992年世界遺産の自然遺産に登録。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報