ブチハイエナ（読み）ぶちはいえな（英語表記）spotted hyena

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ブチハイエナ
Crocuta crocuta; spotted hyena

食肉目ハイエナ科。体長 1.7m，体高 85cm，尾長 30cmで，ハイエナ類中最も大きい。前肢，前半身などがよく発達しており，全体がやや後方へ傾斜したようなからだつきをしている。毛はあらく，頸や背の前方ではたてがみ状に長くなっている。耳は長さ 10cmぐらいで先は丸い。体は黄灰色で，黒褐色の斑紋が全体に散在する。夜だけでなく昼も活動する。群れで生活し，シマウマやヌーなどをよく狩るが，ほかの動物の食べ残した食物や死体などもあさって食べるので，平原の掃除屋といわれる。顎，歯はきわめて強大。アフリカのサハラ砂漠以南に分布する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ブチハイエナ
ぶちはいえな / 斑鬣犬
spotted hyena
[学] Crocuta crocuta

哺乳(ほにゅう)綱食肉目ハイエナ科の動物。ハイエナのなかでは最大種で、体長1.6メートル、体重82キログラムに達するものもある。サハラ砂漠より南のアフリカの草原にすむ。

［祖谷勝紀］

[参照項目] | ハイエナ

ブチハイエナ

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