ブランケットエリア(読み)ぶらんけっとえりあ(その他表記)blanket area

デジタル大辞泉 「ブランケットエリア」の意味・読み・例文・類語

ブランケット‐エリア(blanket area)

複数放送局電波が重なって、受信障害が起きやすい地域

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精選版 日本国語大辞典 「ブランケットエリア」の意味・読み・例文・類語

ブランケット‐エリア

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] blanket area ) ラジオテレビの送信所周辺地域で、その局の電波が強すぎて他局の受信が妨げられる地域。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブランケットエリア」の意味・わかりやすい解説

ブランケットエリア
ぶらんけっとえりあ
blanket area

複数の放送局からの電波が干渉しあって受信に障害が出やすい区域。とくにラジオ放送局の近くで他の局からの放送の正常な受信ができない区域をいう。放送局の近くでは送信アンテナから発射される電波が強いため、受信機にもこの強い電波が入り、他の放送局の電波を受信しようとしても、混変調をおこしたり、選択作用が正常に働かなくなったりして受信できない事態が生ずる。この範囲は、使用する受信機の特性によっても異なるが、日本では電界強度が5ボルト毎メートル以上の区域とされている。

[金木利之・吉川昭吉郎]

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