ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブリエンヌ」の意味・わかりやすい解説
ブリエンヌ
Brienne, Charles Loménie de
[没]1794.2.16. サンス
フランスの聖職者,政治家。 1763年ツールーズの大司教,87年財政改革のために招集された名士会の議長。その年の5月 C.カロンヌの後任として財務総監に就任。しかし (1) 印紙王令,(2) 貴族,聖職者にも地租を課す王令の登記をパリ高等法院が拒否したため,社会的動揺は地方の高等法院にも及び,ブリエンヌは屈服して (2) を撤回。財政の危機に見舞われたブリエンヌは親臨法廷において公債に訴える王令を強制的に通過させ (1787.11.19.) ,92年以前に全国三部会の招集を約束したが,財政危機のなかで辞任した。革命に入って「僧侶民事基本法」に忠誠を誓ったが,93年投獄されて死亡。
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