僧侶民事基本法(読み)そうりょみんじきほんほう(その他表記)Constitution civile du clergé

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「僧侶民事基本法」の意味・わかりやすい解説

僧侶民事基本法
そうりょみんじきほんほう
Constitution civile du clergé

フランス革命期の 1790年7月 12日制定された聖職者に関する改革法。「聖職に関する民事基本法」とも訳される。教会財産の没収により聖職者は「精神的な軍人」として国家官吏となった。この法は,それに則して一県一司教区制,司教や司祭の選出方法,任免,俸給を定め,聖職者の国民的義務宣誓説教での法令読上げなど,ガリカン主義教会の国家への従属をはかった。同年 11月 27日には全聖職者に対してこの基本法への忠誠の誓いが求められたが,ローマ教皇およびフランスの聖職者の多数によって拒否され,聖職者間に宣誓派と忌避派の分裂を生じた。

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