ブリスベーン(読み)ぶりすべーん(その他表記)Arthur Brisbane

デジタル大辞泉 「ブリスベーン」の意味・読み・例文・類語

ブリスベーン(Brisbane)

オーストラリア東部、クイーンズランド州州都。同州南東部にある港湾都市で、羊毛などを輸出。南に、保養地として知られるゴールドコーストがある。人口、行政区195万(2008)。ブリスベンブリズベン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ブリスベーン」の意味・読み・例文・類語

ブリスベーン

  1. ( Brisbane ) オーストラリア東部の港湾都市。クイーンズランド州の州都。一八二四年イギリスの流刑植民地となり、当時の総督名にちなみ命名された。保養地として知られるゴールドコーストがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブリスベーン」の意味・わかりやすい解説

ブリスベーン
ぶりすべーん
Arthur Brisbane
(1864―1936)

アメリカの新聞記者ニューヨーク州で社会改革論者を父として生まれる。ヨーロッパで学んだのち1883年帰国して『ニューヨーク・サン』紙の記者となり、1890年にはピュリッツァーの下で『ニューヨーク・ワールド』紙日曜版編集者となった。科学や歴史に関する珍しい話を大衆にわかりやすく書くことに優れ、編集者となってからは大見出しではでな紙面をつくることを好んだが、ピュリッツァーがイエロー・ジャーナリズム批判を気にし始めたため、1897年対抗紙であったハーストの『モーニング・ジャーナル』紙編集長に転じ、部数が増えるにしたがって月給が増えるという約束で、当時最高給の新聞記者にのし上がった。1917年から書き始めた「トゥ・デイ」と題するコラムは20年間にわたって広く全米の新聞に掲載され、ときには一面に掲げられて愛読された。一時地方紙の所有者となったこともあり、主筆をも務めている。

[伊藤慎一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android