プフタ(英語表記)Puchta, Georg Friedrich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プフタ」の意味・わかりやすい解説

プフタ
Puchta, Georg Friedrich

[生]1798.8.31. カドルツブルク
[没]1846.1.8. ベルリン
ドイツの法学者。 1828年ミュンヘン大学を振出しに,35年マールブルク大学,37年ライプチヒ大学,42年ベルリン大学のローマ法,教会法の教授歴任。ドイツ歴史法学派の代表者の一人で,慣習法民族精神の現れであるから,法の中心的位置を占めるという見解に基づいて,ドイツ普通法として継受されていたローマ法を論理的に体系化し,19世紀ドイツの現状に適応させることを目指した。その成果は,B.ウィントシャイトらによって発展させられ,パンデクテン法学として確立された。主著『慣習法』 Das Gewohnheitsrecht (2巻,1828~37) ,『パンデクテン教科書』 Lehrbuch der Pandekten (38) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android