ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プリニエ」の意味・わかりやすい解説
プリニエ
Plisnier, Charles
[没]1952.7.17. ブリュッセル
ベルギーの小説家,詩人。若年時には,コミュニストとして政治運動に参加し,ロシア革命を賛美したが,やがてトロツキストとして,ベルギー共産党を除名された (1928) 。ここに詩人,小説家としての出発があり,フランス語で書いた『にせのパスポート』 Faux Passe-ports (35) で外国人として初のゴンクール賞を受賞 (37) した。ほかに『結婚』 Mariages (36) ,『殺人』 Meurtres (39~41) ,『母たち』 Mères (46~50) ,『醜女の日記』 Beauté des laides (51) などがあり,10冊ほどの詩集も残した。
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