ヘリコプリオン(読み)へりこぷりおん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヘリコプリオン」の意味・わかりやすい解説

ヘリコプリオン
へりこぷりおん
[学] Helicoprion

軟骨魚綱エウジェネオドゥス目アガシゾドン科ヘリコプリオン属の魚類。渦巻形の歯列シベリアカナダアメリカなど世界各地の古生代ペルム紀二畳紀)の地層から発見されている。日本では群馬県みどり市東町花輪(あずまちょうはなわ)と宮城県気仙沼(けせんぬま)市から発見されている。渦巻形の歯列からさまざまな復原像が考えられているが、あごの縫合部に発達したものと考えられている。

[籔本美孝]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘリコプリオン」の意味・わかりやすい解説

ヘリコプリオン
Helicoprion

軟骨魚綱サメ目の化石で,本体は不明。この化石は頭上にあって武器役目をした棘ではないかという説と,歯であるという2説がある。ペルム紀の地層から産出する。

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