20世紀西洋人名事典 「ヘルマンテイルリンク」の解説
ヘルマン テイルリンク
Herman Teirlinck
1879 - 1967
ベルギーの作家。
フランドル出身。
想像力豊かで、洗練された感覚、鋭い心理分析などで知られる作家で、「象牙の猿」(1909年)、「マリア・スペールマリ」(’40年)、「天使との戦い」(’52年)などの作品を次々と発表。批評界において絶賛を博した「自画像」(’55年)は虚栄、肉欲に溺れて晩年を迎えた一実業家の仮借のない自己分析を描き、第1回ネーデルランド文学賞を受賞した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報