ヘルマン・J.オーベルト(その他表記)Hermann Julius Oberth

20世紀西洋人名事典 の解説

ヘルマン・J. オーベルト
Hermann Julius Oberth


1894.6.25 - ?
ドイツ宇宙工学者。
元・ウィーンおよびドレスデン工科大学教授,元・ドイツ宇宙旅行協会会長。
トランシルバニア地方ヘルマンシュタット(後のルーマニア領シビウ)生まれ。
裕福な医者の息子として生まれ、ミュンヘン医学を学ぶが、第一次世界大戦で中断される。液体燃料ロケット人工衛星など、宇宙工学の先駆的研究を始め、ロケットによる宇宙飛行構想を築く。1923年「惑星空間用ロケット」、’29年その改訂増補版「宇宙飛行への道」を出版。同年ドイツ宇宙旅行協会会長。’40年ドイツ市民権を得て、W.フォン・ブラウンらとV2ロケット開発に参加。ウィーン、ドレスデンの工科大学教授となる。’55年渡米し、軍用宇宙工学研究に従事。’58年ドイツに帰国

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android