現代外国人名録2016 「ヘルムートコール」の解説
ヘルムート コール
Helmut Kohl
- 職業・肩書
- 政治家 元ドイツ首相,元キリスト教民主同盟(CDU)党首
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1930年4月3日
- 出生地
- ルートウィヒスハーフェン
- 本名
- コール,ヘルムート・ヨーゼフ・ミハエル
- 学歴
- フランクフルト大学〔1951年〕卒,アルトハイデルベルク大学〔1958年〕卒
- 学位
- 哲学博士(アルトハイデルベルク大学)〔1958年〕
- 勲章褒章
- 自由勲章(米国大統領)〔1999年〕, チェコ国家勲章〔1999年〕
- 受賞
- ベルリン名誉市民〔1992年〕,シュンペーター賞,慶応義塾大学名誉法学博士号〔1996年〕,フリーダム・オブ・シティー・オブ・ロンドン〔1998年〕,欧州名誉市民〔1998年〕,カール大帝賞
- 経歴
- 1947年17歳でキリスト教民主同盟(CDU)に入党。大学で法律と社会学を学び、化学工場勤務を経て、’59〜76年ラインラント・ファルツ州議会議員。’63〜69年CDU同州議会議員団長、’66〜73年CDU同州支部長、’69〜76年同州首相を歴任。この間、’69年CDU副党首を経て、’73年6月CDU党首となる。’76年〜2002年連邦議会議員。1976〜82年キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)連邦議会議員団長。’82年10月3党の連立政権が誕生し首相に就任。’83年再選、’87年3選。’89年“ベルリンの壁”崩壊後、東西ドイツ統一に向けて奔走し、’90年10月統一ドイツ首相に就任。同年12月の統一ドイツ総選挙でも圧勝し、’91年1月首相に4選。’94年11月5選。’98年9月の総選挙でCDUは社会民主党に大敗、自身も小選挙区で落選(比例区では当選)し、10月退陣。戦後の首相として最長の在任5865日に及んだ。同年11月CDU名誉党首。この間、欧州の経済通貨統合を推進、ユーロ導入の実現に尽力。’99年1月オランダ政府より“欧州宰相”の称号と勲章が贈られた。2000年1月CDUをめぐる不正献金疑惑により名誉党首を辞任。2002年9月政界を引退。1983年10月、’86年5月、’93年2月、’96年10月来日。2009年ドイツの世論調査機関TNSが行った調査で、“戦後ドイツ史で最も重要な人物”に選ばれた。190センチ、118キロの巨漢。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報