ベネディクツス12世(読み)ベネディクツスじゅうにせい(その他表記)Benedictus XII

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベネディクツス12世」の意味・わかりやすい解説

ベネディクツス12世
ベネディクツスじゅうにせい
Benedictus XII

[生]? サベルダン
[没]1342.4.25. アビニョン
3番目のアビニョン教皇 (在位 1334~42) 。シトー会士。フランス人。本名 Jacques Fournier。パリで神学を修め,1311年フォンフロアド大修道院長。 17年パミエ,26年ミルポア各司教。 27年枢機卿。カタリ派に対する異端審問学識で知られた。人事の厳格化,財政再建を中心に教皇庁改革を推進。神学研究を奨励し,修道会に原始戒律への復帰を呼びかけ,36年には大勅書"Summi magistri"をもってベネディクト会に厳密な組織を与えた。同年の大勅書"Benedictus Deus"は,死後霊魂がただちに神を見るとして,至福直観論争に終止符を打った。

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