興国(読み)コウコク

  • 年号

大辞林 第三版の解説

国の勢いをさかんにすること。
新しく国をおこすこと。建国。
南朝の年号(1340.4.28~1346.12.8)。延元の後、正平の前。後村上天皇の代。

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日本の元号がわかる事典の解説

日本の元号(年号)。室町時代(南北朝時代)の1340年から1346年まで、後村上(ごむらかみ)天皇の代の南朝が使用した元号。前元号は延元(えんげん)。次元号は正平(しょうへい)。1340年(延元5)4月28日改元。後村上天皇の即位にともない行われた(代始改元)。『春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)』を出典とする命名。興国年間の北朝の天皇は光明(こうみょう)天皇。北朝は、「暦応(りゃくおう)」(1338~1342年)、「康永(こうえい)」(1342~1345年)、「貞和(じょうわ)」(1345~1350年)の元号を使用した。室町幕府の将軍は足利尊氏(たかうじ)(初代)。

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精選版 日本国語大辞典の解説

[1] 〘名〙
① 国の勢いをさかんにすること。また、勢いの盛んな国。
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四「其希臘教を以て、興国の要件となせし意中は」 〔春秋左伝‐昭公四年〕
② 新しく国家を建設すること。建国。
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二二「興国(コウコク)以来百王起り」
[2] 南北朝時代、南朝の後村上天皇の代の年号。北朝の光明天皇の代の暦応三年から貞和二年の間にあたる。延元五年(一三四〇)四月二八日改元。興国七年(一三四六)一二月八日に正平(しょうへい)と改元。

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