ベネ(読み)べね(その他表記)Stephen Vincent Benét

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベネ」の意味・わかりやすい解説

ベネ
べね
Stephen Vincent Benét
(1898―1943)

アメリカの詩人。エール大学在学中から次々と詩作を発表、南北戦争叙事詩『ジョン・ブラウンの遺体』(1928)、アメリカ史を扱った叙事詩『西部の星』(1943)によって、二度にわたりピュリッツァー賞受賞小説では、民話をもとにした一群短編が注目され、そのうちの一編を底本にしたフォークオペラ悪魔とダニエル・ウェブスター』がよく知られる。

[寺門泰彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ベネ」の意味・わかりやすい解説

ベネ

米国の詩人。米国の歴史,民話に取材した平明な作風で親しまれた。長詩《ジョン・ブラウンの遺体》(1928年),《西方の星》(1943年)のほか,民話オペラ《悪魔とダニエル・ウェブスター》(1938年)などが有名。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android