ベルサイユのばら

共同通信ニュース用語解説 「ベルサイユのばら」の解説

ベルサイユのばら

1972~73年に「週刊マーガレット」で連載された歴史漫画で、池田理代子いけだ・りよこさんの代表作の一つ。実在フランス王妃マリー・アントワネットと愛人の貴公子フェルゼン、架空の貴族オスカルと従者アンドレが織りなす恋を描く。宝塚歌劇団舞台アニメでも人気に。海外で広く翻訳出版され、フランスやイタリアでも愛されている。

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デジタル大辞泉プラス 「ベルサイユのばら」の解説

ベルサイユのばら

池田理代子による漫画作品。フランス革命の時代を舞台に、男装の麗人オスカルの恋と革命を描く歴史ロマン。『週刊マーガレット』1972年第21号~1973年第53号に連載。集英社マーガレットコミックス全10巻。1979年実写映画が公開された。
②宝塚歌劇団による舞台演目のひとつ。脚本植田紳爾。1974年、宝塚大劇場にて月組が初演。①を原作とする。数多く再演され、1976年にはシリーズとして菊田一夫演劇賞の特別賞を受賞。シリーズはほかに『ベルサイユばら アンドレとオスカル』(1975年)、『ベルサイユのばらIII』(1976年)、『ベルサイユのばら2001』(2001年)などがある。また2008年からは原作者が新たに書き下ろした『外伝ベルサイユのばら』が全国ツアーで上演されている。
③①を原作とする日本のテレビアニメ。放映は日本テレビ系列(1979年10月~1980年9月)。フランス革命を背景に、男装の麗人オスカルの人生を描く歴史ファンタジー。制作:東京ムービー新社(現:トムス・エンタテインメント)。

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知恵蔵mini 「ベルサイユのばら」の解説

ベルサイユのばら

池田理代子による日本の少女マンガ。通称「ベルばら」。フランス革命における史実もとにしたフィクション作品で、1972年~73年まで「週刊マーガレット」(集英社)で連載され、旧版単行本全10巻、集英社漫画文庫全10巻、コンビニ版全6巻などが発売されており、少女マンガの金字塔とも言われる。79年~80年には日本テレビ系列などでテレビアニメが放映され、90年には劇場版アニメ「ベルサイユのばら 生命あるかぎり愛して」が公開された。また、宝塚歌劇団により舞台化され大ヒットし、同劇団の看板演目ともなっている。13年4月20日発売の「週刊マーガレット」誌上で、40年ぶりに池田理代子による新作が発表された。

(2013-4-22)

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世界大百科事典(旧版)内のベルサイユのばらの言及

【少女歌劇】より

…東京では本拠の東宝劇場が進駐軍に接収されているため日本劇場,江東劇場,帝国劇場を転々としたが,55年に東宝劇場が接収解除となり,大作《虞美人》を一本立上演した。その後も宝塚の大劇場と東宝劇場で,スター中心主義,レビュー形式の活動を続け,《華麗なる千拍子》(1960),《ベルサイユのばら》(1974),《風と共に去りぬ》(1977)などのヒット作を生み出している。なお月丘夢路,有馬稲子,乙羽(おとわ)信子,新珠(あらたま)三千代など今日,芸能界で活躍しているスターの多くが宝塚出身者であり,その人脈は多方面にわたっている。…

【長谷川一夫】より

…自らの〈300本記念映画〉として製作・主演した市川崑監督《雪之丞変化》(1963)のあと,《江戸無情》(1963)を最後に映画界を退いた。なお,宝塚の舞台で大ヒットした《ベルサイユのばら》(1974‐76)の演出家としても記憶される。自伝《私の二十年》《舞台銀幕六十年》がある。…

※「ベルサイユのばら」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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