20世紀西洋人名事典 「ベンジャミンブルドン」の解説
ベンジャミン ブルドン
Benjamin Bourdon
1860 - 1943
フランスの実験心理学者。
元・レンヌ大学教授。
マンシュ県生まれ。
ソルボンヌ大学で、リボーの講義を受け、科学的心理学が可能であることを発見。ドイツに留学しヴントに師事。ヴントの心理学実験室での実験をつぶさに見る。帰国後、レンヌ大学文学部で実験心理学の講義を行い、1892年文学博士号を取得。1895年同大哲学教授となり、翌1896年フランス初の文学部の心理学実験室を作る。又、学問のパリ中心主義に反対し、地方での学問振興に尽力した。1930年に引退後もレンヌ大学で主に空間の視覚的知覚に関する研究を続け、著書に「L’intelligence」(’26年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報