デジタル大辞泉
「リボー」の意味・読み・例文・類語
リボー(Théodule Armand Ribot)
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リボー
- ( Théodule Armand Ribot テオデュール=アルマン━ ) フランスの心理学者。異常心理学をもとにした感情の研究ですぐれた業績を残した。主著「感情の心理学」。(一八三九‐一九一六)
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リボー
りぼー
Théodule Armand Ribot
(1839―1916)
フランスの心理学者。北フランスのギンガンに生まれる。ソルボンヌ(パリ大学)で実験心理学を教えたのちコレージュ・ド・フランスの教授(1888~1896)。現代心理学に一歩出遅れていたフランスに、その著『現代イギリス心理学』(1870)によってイギリスの連合心理学を、また『現代ドイツ心理学』(1879)によってドイツの実験心理学を紹介して、フランス心理学の建設に貢献した。ジャネ、デュマGeorges Dumas(1866―1946)はその弟子である。その後異常心理学に興味をもち、『記憶の病気』(1881)、『意志の病気』(1883)、『人格の病気』(1885)を発表したが、彼自身は純粋の理論家で、臨床の経験はほとんどなく、「患者を診ずに精神病理学を教えた」と告白している。また、精神の異常は脳機能の障害によると考えた。その後感情の心理学に興味をもち、『感情の論理』(1905)、『熱情論』(1907)、『感情心理学の諸問題』(1910)などを書き、感情生活の複雑さは生理学的な立場からだけでは説明できないとして、社会的見地の重要性を示唆した。
[宇津木保]
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リボー
Ribot, Théodule-Armand
[生]1839.12.18. ギンガン
[没]1916.12.9. パリ
フランスの心理学者。パリ大学教授,コレージュ・ド・フランス教授。その業績は,イギリスおよびドイツ心理学の歴史的考察,病的心理,さらに情的事象の研究などきわめて広い範囲にわたるが,実験家ではなくもっぱら理論家として終始した。しかしその影響は大きく,フランスにおける実験的,科学的心理学者の祖といわれている。主著『現代イギリス心理学』 La Psychologie anglaise contemporaine (1870) ,『現代ドイツ心理学』 Psychologie allemande contemporaine (79) ,『人格の病態』 Les Maladies de la personnalité (85) ,『感情の心理学』 La Psychologie des sentiments (96) ,『創造的想像』 Essai sur l'imagination créatrice (1900) ,『感情の論理』 Les Logique des sentiments (05) 。
リボー
Ribot, Alexandre-Félix-Joseph
[生]1842.2.7. サントメール
[没]1923.1.13. パリ
フランスの政治家。 1877年司法職を去って政界に入り,パドカレ選出議員として中央左派に位置し,保守的共和派の指導者となった。 90年外相に就任し,露仏同盟の成立に尽力。 92年末首相となったが,翌年パナマ運河汚職事件で辞任。 95年2度目の組閣を行い,対ドイツ接近を進めた。 1909年上院に移り,第1次世界大戦に際して蔵相 (1914~17) ,首相 (17) を歴任。
リボー
Ribault(Ribaut), Jean
[生]1520頃.ディエップ
[没]1565.10.12. フロリダ
フランスの海軍軍人,アメリカ植民者。 1562年一団のユグノー教徒を伴って渡米,現在のサウスカロライナ州ポートロイヤルに入植したが2年で放棄。 65年9月フロリダ海岸のユグノー植民地の救援におもむき,スペインのセントオーガスティン植民地を攻撃するため出発した留守を襲われ,植民者が虐殺された。彼の船もマンタザス湾付近で難破,スペインに投降したが処刑された。
リボー
Ribot, Théodule
[生]1823.8.8. ブルト
[没]1891.9.11. コロンブ
フランスの画家。写実的な室内の情景,静物,肖像などを得意とし,またスペイン絵画の影響のみられる宗教画を描いた。主要作品『繕い女』 (ルーブル美術館) ,『菊』 (フィラデルフィア美術館) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
リボー
生年月日:1839年12月18日
フランスの心理学者
1916年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報