ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペッソア」の意味・わかりやすい解説
ペッソア
Pessoa, Fernando António Nogueira
[没]1935.11.30. リスボン
ポルトガルの詩人。 1903~04年ケープタウン大学で勉学。 05年リスボンに帰り,12年雑誌『鷲』に『新しいポルトガルの詩』A Nova Poesia Portuguesaを発表。ほかに Álvaro de Campos,Alberto Caeiro,Ricardo Reisの筆名で多くの詩を書いた。 18年には英語の詩を発表。 34年,詩『メッセージ』 Mensagemを出し,かたわら雑誌『オルフェウ』を主宰,『存在』『デスコブリメント』などの発刊に協力。英語で書いた『アンティノース』 Antinous (1918) ,『英語の詩集』 English Poems (3巻,21) のほか,『詩集』 Poesias (42) ,『フェルナンド・ペッソアの詩』 Poesias de Fernando Pessoa (42) ,『アルバロ・デ・カンポスの詩』 Poesias de Álvaro de Campos (44) ,『アルベルト・カエイロの詩』 Poemas de Alberto Caeiro (46) ,『リカルド・レイスの詩』 Odes de Ricardo Reis (46) がある。近代主義の代表的詩人で,その後世に与えた影響は大きい。
ペッソア
Pessoa, Epitácio da Silva
[没]1942.2.13. ペトロポリス
ブラジルの政治家,大学教授。大統領 (在任 1919~22) 。ベルサイユ会議首席代表,最高裁判所長官を経て,1919年大統領に就任。法制改革を実施し,教育・運輸面でもさまざまな改善を行なったが,州の自治に干渉してたびたび政治問題を引起し,政府の無謀な支出により内外債務を多く生じさせた。
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