ペルー砂漠(読み)ぺるーさばく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペルー砂漠」の意味・わかりやすい解説

ペルー砂漠
ぺるーさばく

南アメリカのペルー西部の海岸地帯に広がる砂漠。太平洋に沿って南北に延びるこの砂漠の成因は沖合いを流れる寒流であり、冷涼海岸砂漠の特徴がその気候に強く表れている。砂漠の高度限界は北部で標高約1000メートル、南部で約2500メートルであり、この高度より高い所は湿潤気候となっている。気温は高温にならず年変化も小さい。リマの最暖月の平均気温は23℃、最寒月のそれは16℃である。湿度が非常に高く、リマでは一年中80%以上であるが、降水量は非常に少なく、リマの年降水量は約10ミリメートルである。しかしエルニーニョが発生すると、北から暖流が海岸沿いに流れ、大雨をもたらす。標高3000メートルを超すアンデス高原に源流がある50を超す河川は、流長は150キロメートルほどであるが流量が豊富であり、雨期には太平洋へ流入している。そのため、河川沿いの平野が広く耕地化されており、ペルーの人口の約60%が砂漠で生活している。

[赤木祥彦]


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