ペレコプ地峡(読み)ペレコプちきょう(英語表記)Perekopsky peresheek

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペレコプ地峡」の意味・わかりやすい解説

ペレコプ地峡
ペレコプちきょう
Perekopsky peresheek

ウクライナ南部,クリミア半島 (クルイム半島) を本土に結びつける地峡。西に黒海のカルキニツキー湾,東にアゾフ海のシバシ湖を分ける。最狭部は 8km,最高点 20m。ステップ,半砂漠地帯である。 13世紀には半島を含めてタタール人領土となり,15世紀,先史時代にさかのぼる堀が再建され,要塞が建てられた。クリミア半島に達する唯一の陸路であったため古くから戦略上の要地として多くの戦争戦場となった。現在,ハイウェー鉄道北クリミア運河がこの地峡を通る。

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