ホエールズ湾(読み)ホエールズワン

デジタル大辞泉 「ホエールズ湾」の意味・読み・例文・類語

ホエールズ‐わん【ホエールズ湾】

Whales Bay南極ロス棚氷の北東縁にある湾。南緯78度30分、西経164度20分に位置し、氷に囲まれる。南極大陸への上陸に適し、ロアールアムンゼン、白瀬のぶリチャードバードの隊が利用している。名称は、1908年に英国のアーネスト=シャクルトンが同海域で多数の鯨を目にしたことにちなむ。鯨湾

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホエールズ湾」の意味・わかりやすい解説

ホエールズ湾
ほえーるずわん
Whales Bay

南極、ロス棚氷(たなごおり)の氷縁にある南への湾入部。南緯78度30分、西経164度20分に位置する。鯨湾ともいう。1908年1月イギリスのシャクルトン隊が多数の鯨を見たことから命名した。11年にアムンゼンが極点到達のため基地を設け、12年1月に白瀬隊が上陸南進、アメリカのバード隊は29年と34年にリトル・アメリカ基地設置のため上陸した。湾の形は年によって変化している。

[楠 宏]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホエールズ湾」の意味・わかりやすい解説

ホエールズ湾
ホエールズわん
Bay of Whales

南極大陸沿岸,ロス海の湾入。鯨湾ともいう。ロス棚氷東部に位置し,1908年イギリス探検隊の E.シャクルトンが命名。アムンゼン,白瀬矗,R.バードらの上陸地として知られる。

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