ホジェント(読み)ほじぇんと(英語表記)Ходжент/Hodzhent

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホジェント」の意味・わかりやすい解説

ホジェント
Khudzhand

1936~90年はレニナバード Leninabad。タジキスタン北西部,ホジェント州の州都。タジキスタン第2の都市。フェルガナ盆地西端にあり,シルダリアに沿う。中央アジア古都で,前 329年頃アレクサンドロス大王が占領して,城塞を構築。 711年にアラブ人が侵入,1220年にチンギス・ハン大軍が町を破壊。 19世紀初めにはコカンド・ハン国の所領となり,1866年にロシアに併合タジク人の工芸,民芸 (陶芸木彫,彫金,刺繍など) の中心地。大規模な絹織物コンビナートがあり,家具,油脂食肉,ワイン,果実加工,乳製品などの工業も行われる。教育大学,歴史・郷土博物館,植物園がある。鉄道,ハイウェーが通り,空港もある。人口 16万 4500 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホジェント」の意味・わかりやすい解説

ホジェント
ほじぇんと
Ходжент/Hodzhent

中央アジア、タジキスタン共和国フジャント州の州都フジャントХуджанд/Hudzhandの旧称で、1936年までに用いられた。1936~1991年はレニナバードЛенинабад/Leninabadとよばれたがソ連解体、タジキスタン共和国独立に伴いフジャントに改称

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