デジタル大辞泉 「ほつほつ」の意味・読み・例文・類語 ほつ‐ほつ [副]少しずつゆっくりと物事をするさま。ぼつぼつ。「急ぎでもなければ、身どもが一細工に―いたすによって」〈続狂言記・六地蔵〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ほつほつ」の意味・読み・例文・類語 ほつ‐ほつ 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )① 性急でなくのんびりとしているさま。また、物事を徐々に進めるさま、とぎれとぎれにするさま、事態がまれであるさまなどを表わす語。ぼつぼつ。ぽつぽつ。[初出の実例]「ほつほつかたるいにしへの夢 難面(つれなき)を次第次第にとけぬらし」(出典:俳諧・世話尽(1656)付句)② 点や粒状のものが散在するさまを表わす語。[初出の実例]「唐辛子の赤いのがほつほつと見えて」(出典:三畳と四畳半(1909)〈高浜虚子〉二) ほっ‐ほっ 〘 副詞 〙① 続けて太い息をするさまを表わす語。ふうふう。[初出の実例]「草臥(くたびれ)ますから主(ぬし)もおまへさんネ、ほっほっと云てでございます」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)二)② 大きな声で区切るように笑うさまを表わす語。[初出の実例]「ほっほっと云て声かはめくやうな神あり」(出典:日本書紀兼倶抄(1481)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例