ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホールネ」の意味・わかりやすい解説
ホールネ
Hoorne, Filips van Montmorency, Graaf van
[没]1568.6.5. ブリュッセル
オランダ独立運動の指導者,軍人。フランドル地方の伯爵。ホルンとも呼ばれる。軍人として頭角を現し,ネーデルラントからスペインまで国王フェリペ2世を護衛する艦隊を指揮 (1559) ,以後 1563年までスペイン宮廷に勤務。帰国後はオランニェ公ウィレム1世 (沈黙公),エフモント伯らと協力,スペインのネーデルラントに対する強圧,特にプロテスタントに対する弾圧に反対して,反スペイン派の指導者の一人となった。フェリペ2世が派遣したアルバ公の告発 (67) を受けて捕えられ,「血の評議会」により異端および謀反人として死刑に処せられた。
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