ボン-ジェズス-ド-コンゴーニャスの聖所(読み)ボンジェズスドコンゴーニャスのせいじょ

世界遺産詳解 の解説

ボンジェズスドコンゴーニャスのせいじょ【ボン-ジェズス-ド-コンゴーニャスの聖所】

1985年に登録されたブラジルの世界遺産(文化遺産)で、ミナス・ジェライス州の州都ベロ・オリゾンテの南方に位置する。ここには、1771年に建造されたバシリカ式のボン・ジェズス・デ・マトジーニョス聖堂や、小礼拝堂庭園などがある。聖堂の内部はロココ様式、聖堂前は石鹼石で造られた12人の預言者像などで装飾されている。12人の預言者像は「ブラジルのミケランジェロ」と称され、アレイジャディーニョ(ポルトガル語で「小さな身体障害者」という意味)の愛称で知られる、建築家で彫刻家のアントニオ・フランシスコ・リスボアの作品。聖堂脇にある6つの小礼拝堂に飾られている、スギの木で作られた64体の彫像からなる「キリスト受難」の7場面も、彼の作品である。これらが評価され、人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして世界遺産に登録された。◇英名はSanctuary of Bom Jesus do Congonhas

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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