マイエンヌ公(読み)マイエンヌこう(その他表記)Mayenne, Charles de Lorraine, Duc de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイエンヌ公」の意味・わかりやすい解説

マイエンヌ公
マイエンヌこう
Mayenne, Charles de Lorraine, Duc de

[生]1554.3.26. オルヌ,アランソン
[没]1611.10.3. ソアソン
フランスの政治家。ギーズ公フランソアの次子。 1588年末ブロアの全国三部会で,暗殺された兄ギーズ公アンリに代ってカトリック同盟の指導者となった。翌年8月アンリ・ド・ナバールアンリ4世として新王の宣言を行うや,これを否認し,ブルボン枢機卿シャルルを立ててシャルル 10世としたが,アルクおよびイブリー戦いでアンリ4世に大敗。その後カトリック派内部で聖職者派と民衆派との対立が激化し,93年パリに全国三部会を招集したが失敗し,95年アンリ4世に帰順

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android