ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイエンヌ公」の意味・わかりやすい解説
マイエンヌ公
マイエンヌこう
Mayenne, Charles de Lorraine, Duc de
[没]1611.10.3. ソアソン
フランスの政治家。ギーズ公フランソアの次子。 1588年末ブロアの全国三部会で,暗殺された兄ギーズ公アンリに代ってカトリック同盟の指導者となった。翌年8月アンリ・ド・ナバールがアンリ4世として新王の宣言を行うや,これを否認し,ブルボン枢機卿シャルルを立ててシャルル 10世としたが,アルクおよびイブリーの戦いでアンリ4世に大敗。その後カトリック派内部で聖職者派と民衆派との対立が激化し,93年パリに全国三部会を招集したが失敗し,95年アンリ4世に帰順。
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