デジタル大辞泉 「マイドゥグリ」の意味・読み・例文・類語 マイドゥグリ(Maidugri) ナイジェリア北東部の都市。ボルノ州の州都。20世紀初頭、ボルヌ王国の首都が置かれ、同地方の中心地として発展。ポートハーコートやラゴスと鉄道で結ばれる。イスラム教徒のカヌリ族が多く居住する。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイドゥグリ」の意味・わかりやすい解説 マイドゥグリMaiduguri 別称イエルワマイドゥグリ Yerwamaiduguri。ナイジェリア北東部の都市。チャド湖の南西約 115km,アロ川沿岸に位置。 1907年,古くからチャド湖沿岸で栄えていたカネム=ボルヌ王国の首都がイエルワに遷都。それに隣接する村となり,翌年イギリス軍の基地となってから急速に発展,次第に隣接するイエルワをも包含するようになった。 64年ギニア湾と結ぶ鉄道が通じ,交易中心地としてさらに発展,チャド,カメルーンなどとの貿易においても重要な位置を占め,畜産物,皮革製品,ラッカセイ,アラビアゴムなどを輸出,商業都市として繁栄している。王宮,モスクなどがある。人口 28万 1900 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「マイドゥグリ」の意味・わかりやすい解説 マイドゥグリまいどぅぐりMaidugri 西アフリカ、ナイジェリア北東部、ボルヌ州の州都。人口31万2100(1995)。1907年、ボルヌ王国の首都をクカワから、いまはマイドゥグリの一部であるイェルワに移して以後発展した。カメルーン北部、チャドとの結び付きが強く、チャド湖周辺部のラッカセイ、綿花、家畜などの集積地となった。1964年に鉄道が開通し、現在は国内空港もある。80年には大学が新設された。[島田周平] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例