デジタル大辞泉 「マウンダー極小期」の意味・読み・例文・類語 マウンダー‐きょくしょうき〔‐キヨクセウキ〕【マウンダー極小期】 17世紀半ばから18世紀初頭にかけて、太陽に黒点がほとんど現れなかった時期。通常、太陽の磁場は北極と南極とで、極性が約11年で周期的に反転していたが、北極と南極が同じ極性になって赤道付近に別の極が出現し、太陽活動が低下したためと考えられている。15世紀から19世紀にかけて世界的に寒冷化した小氷期の遠因の一つとされる。名称は英国の天文学者マウンダーに由来する。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
法則の辞典 「マウンダー極小期」の解説 マウンダー極小期【Maunder minimum】 太陽黒点の出現は現在ではほぼ11年間隔の周期が認められているが,1650年から1710年までの間には,ほとんど出現が認められなかった時期が存在した.これを古文書類などの資料からはじめて発見したマウンダー(E. W. Maunder)の名にちなんでマウンダー極小期と呼んでいる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報
百科事典マイペディア 「マウンダー極小期」の意味・わかりやすい解説 マウンダー極小期【マウンダーきょくしょうき】 モーンダー極小期とも。黒点相対数が異常に少なかった1645年から1715年にかけての時期のこと。1890年に英国の天文学者E.W.モーンダーによって指摘された。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報