最新 地学事典 「マグマ水」の解説
マグマすい
マグマ水
magmatic water
地下のマグマ中に含まれる水(溶存の化学的形態は不問),あるいはそれがマグマから分離して生じた水を主成分とする流体。マグマ水の大部分は,マグマが生じたときから含まれていたものと考えられるが,上昇・分化の過程で起きるマグマからの脱水により,他の揮発性成分との量比や水素同位体比は大きく変化する。海嶺・海洋島玄武岩のマグマ水は,マントル中に含まれる水と考えられるが,島弧のマグマならびに花崗岩マグマの場合は,水素同位体比が前者と明らかに異なり,マグマの起原物質の差を反映していると考えられる。
執筆者:荒牧 重雄・松葉谷 治
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

