マサラ(読み)まさら(その他表記)masala

翻訳|masala

デジタル大辞泉 「マサラ」の意味・読み・例文・類語

マサラ(〈ヒンディー〉masala)

《「マサーラ」とも》インドなどで用いる混合香辛料。各種の香辛料やハーブを混合したもので、カレー料理調味ミルクティーに入れる。ガラムマサラは20数種も混合したものをいう。

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精選版 日本国語大辞典 「マサラ」の意味・読み・例文・類語

マサラ

  1. ( [ヒンディー語] masala ) インドやチベットで用いる混合香辛料の総称。カレー料理やミルクティーに用いる。ガラムマサラは二〇数種の香辛料やハーブを混合したものをいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マサラ」の意味・わかりやすい解説

マサラ
まさら
masala

インドでとれる香辛料、たとえばクミンターメリックブラックペパーホワイトペパーカルダモンコエンドロコリアンダー)などを混ぜ合わせたインド料理の香辛調味料の総称。マサーラともいう。混合する香辛料の種類や割合は各家庭の秘伝になっており、いわゆるインド版「おふくろの味」で、同じ味のマサラは、インド広しといえども二つとないといえる。北部インドでは主として乾燥した香辛料を石臼(いしうす)や薬研(やげん)で混合粉砕し、南部ではなまの香辛料を石臼ですりつぶしてつくる。二十数種類もの香辛料を混ぜたガラム・マサラとよばれているものもある。すべてのインド料理はマサラで味つけされ、マサラで調味された料理はみな「カリ」とよばれるので、インド料理は全部カリ料理(カレー料理)である。

[齋藤 浩]

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