調味(読み)チョウミ

精選版 日本国語大辞典 「調味」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐みテウ‥【調味】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 食物に味をつけ調理すること。ちょうび。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「精進潔斎の道なれども、調味(テウミ)して家子侍共にくはせられけり」(出典:高野本平家(13C前)一)
    2. [その他の文献]〔鶡冠子‐泰鴻〕
  3. 詩歌などで、おもむきをととのえること。また、その風趣。ちょうび。
    1. [初出の実例]「俳風の合がたく調味のともに異るところあればなり」(出典:俳諧・芭蕉葉ぶね(1817))

ちょう‐びテウ‥【調味】

  1. 〘 名詞 〙ちょうみ(調味)〔色葉字類抄(1177‐81)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「調味」の読み・字形・画数・意味

【調味】ちようみ

味つけ。

字通「調」の項目を見る

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